PP Mobler ウェグナー 特別限定コレクション展 開催決定

このたびスラップモブラー本店にて、PP モブラーによるハンス J.ウェグナーの最も象徴的な傑作群から厳選された「2025年 特別限定生産」モデルの巡回展開催が決定いたしました。

限定モデルを体感する巡回展
その深みと複雑な木目を持つ希少材に触れ、ウェグナーの芸術性と、半世紀以上継承されたクラフトマンシップが融合した「特別な一本」を体感していただけます。
ただ鑑賞するだけでなく、実際に座って、触れて、その歴史と物語を感じることができる、貴重な機会です。

開催期間：2026年 3月7日（土）〜 3月29日（日）
開催場所：SLAP MOBLER 本店

今回の特別限定コレクションは、後世へ受け継がれるべきデザインと、PPモブラーの工房で長年にわたり最適に熟成された極めて希少な木材が確保できた場合のみ実現する、一期一会の生産プログラムです。

樹種と数量が限定されること。それはこれらの限定作品は一般的なコレクションとは一線を画し、各作品が真に唯一無二であることを示します。

特別限定モデル
その奥深い穏やかに沈んだ色と、その独特の繊細な木目が美しい”Wengé（ウェンジ）”から作られる家具は、美しく、理にかなったハンス J.ウェグナーのデザインをさらに凛とさせ、置く空間とそこで過ごす時間を特別なものにしてくれます。

PP501・PP503 | The Chair (ザ・チェア）
「椅子の中の椅子（The Chair）」と、ジョン・F・ケネディがこれこそと讃えた、座っている人を威厳高く美しく見せる椅子。歴史に名を刻む名作です。


PP505 | Cow Horn Chair（カウホーンチェア）
“牝牛”をイメージさせる カウホーンチェア。背もたれの接合部は、あえて違う樹種を使用することで、構造上必要な部分をデザイン・アクセントにしています。ウェグナーが用いるデザインには、すべて意味があることを感じとることができる1脚です。


 PP701 | Minimal Chair（ミニマルチェア）
無駄をそぎ落とした最小限の構造。その美しい背もたれは4つの無垢材をさらに2枚の薄い木材で寄せ木にし、十字型の「契り」で結んだもの。まさに職人の丁寧な技術の証です。ウェグナーの妻のインガ夫人のお気に入りで、自邸にてダイニングに使われました。

 PP250 | Valet Chair（ヴァレットチェア）
機能美とユーモアを兼ね備えた「ヴァレットチェア」。就寝時の衣服を効率的に整頓するという観点からデザインされ、背もたれはハンガーとして、座面下は腕時計やアクセサリー、鍵などを収納できます。デンマーク国王が、自身と友人へ贈ったと言われています。PP502 | Swivel Chair（スウィヴェルチェア）
木工職人でもあり、木を知り尽くしたウェグナーが、その魅力を最大限に引き出したスウィヴェルチェア。ウェグナーがデザインした椅子の中でも数少ない、キャスター付きの椅子です。しっかりとした厚みのある圧倒的な美しさを持つ背もたれは、職人の見事な手仕事によるもの。

限定モデルのみに使用される希少材”ウェンジ”
特別モデルのみに使われるウェンジは、材自体が希少であり、制作に必要な材を確保するのが難しい樹種です。
PPモブラーの製品は、ます木材を適した状態にするため、製品化される前にパーツを切り出し、乾燥（ひび割れやカビの防止）させるのにも熟練した職人の技術と、多くの時間を要します。
その中でもウェンジは重硬で強度が高いため、他の木材に比べさらに乾燥させにくいとされています。

特徴的な、紫がかった漆黒のような天然の色。希少な材と、時間と、熟練された職人の経験値。これらを経て、非常に強度が高く、他の材とは異なる存在感の強さと、落ち着きのある佇まいを併せ持つウェンジの製品が誕生します。

”ウェグナーの傑作は、我々家具職人にとり最も挑戦的な作品です。希少な材の魅力を最大限に引出し、彫刻的かつ機能的な家具へと変貌させます。これほど希少で特別な木材、それぞれが独自の特性を持つ木材を用いてこれらの作品を創り上げることは、特別な体験であると同時に、普段扱う木材とは全く異なる体験である。”
―キャスパー・ホルスト・ペダーセン(PPモブラー マスタークラフトマン)

PPモブラーの世界最高峰の技術と、ハンス J.ウェグナーの家具デザインへの哲学という、お互いの存在に最大の重きを置いた関係性。
これによって生まれた、希少材ウェンジを中心とした特別な仕様のウェグナーの象徴的な作品たち。この作品たちとの出会いを、どうぞお見逃しなく。


※スラップモブラーはPP Moblerの正規販売店です。