PK22のためにデザインされたPK61。幾何学的に正方形がかさなりあうようなデザインですが、その構造は極めて合理的。目を引くのは、どうなっているの?とのぞきこまずにはいられない、天板が浮いているように見える天板と脚が重なる部分です。
造形と素材の美しさ・脚と天板
これは天板と脚の接地面をとても少なくすることで実現されています。ですが構造的にはとても安定していて、L字のフレームがそれぞれ緻密なバランスで、非常に強度の高いネジで固定されています。このネジや、グライズひとつも、余念なくデザインされています。
そして「美は細部に宿る」を体現する、確かに存在するわずかな隙間の美しさ。
ケアホルムが家具の建築家と呼ばれるようになった作品であり、パーツひとつ、フレームひとつにもにも造形美を求めた、ケアホルムの美意識が表現された作品です。
もう一つケアホルムの美意識、といえばPKコレクションの魅力である素材の美しさです。PK61も、スチールや大理石の美しさを最大限に表現された作品のひとつです。
PK61の大理石
ケアホルムが「PK61」をデザインした当時、オリジナルの天板はノルウェーのポルスグルン産の大理石でした。ポルスグルン大理石は、現在では入手することができません。ケアホルムが愛したポルスグルン産の大理石に風合い、表情と極めて近いのが、ファウスケ大理石です。
ファウスケ大理石
グレーとホワイトが混じり、微細な鉱石を感じることができる大理石です。大地を感じさせながら、モダンな空間に溶けこむ素材。ロール仕上げのため、大理石の自然な風合いが生かされています。素材としての価値もとても高いです。
PK61で選べる天板の大理石は2種類(大理石/ファウスケ大理石)で、仕上げも2種類。特徴もそれぞれ異なります。
ロール仕上げ大理石
特徴は、正に素材感。表面が比較的均一で「ざらつき」のある白い大理石です。
すべての種類の大理石は、ユニークな表情を備えています。石本来の表情を生かすため、表面加工を全く施されていないザラザラとした仕様です。
そのため、使用しているうちに傷や汚れが付いてしまいます。
大理石で気になる点といえば酸に弱いこと。ワインがついた時は・・?
赤ワインによるシミが残った時は、シミがついた部分をきれいな水で湿らせ、磨き粉をたっぷりのせます。シミが分解され、磨き粉に吸収されるまで待ってからきれいに拭き取り、同梱のSTONE WASHでお手入れしてください。
(必要に応じてこの手順を繰り返してください。)
マットポリッシュ仕上げ大理石
特徴は、大理石特有の表情や色の変化がわかりやすい点。独特な質感のマットな大理石です。
たとえば天井の照明が天板に眩しく反射する、という事は無く、光を優しく受けとめ、光沢はなくマットで滑らかな仕上がりです。ロール仕上げと比べると汚れが付きにくく、お手入れがしやすいことも魅力です。
シミがついた部分に漂白剤を塗布し、同梱のSTONE WASHでお手入れしてください。
(大理石の他、スレート/大理石/御影石/ガラスもおえらびいただけます)
「侘び」や「寂び」に代表される日本の伝統的な美の概念
ケアホルムの妻、ハンナ・ケアホルムは日本愛好家の建築家としても知られます。二人の自邸には、日本文化の要素が数多く取り入れられているそうです。PKコレクションも北欧家具としては全体的に重心が低く、慎ましい和の空間にとけ込みます。
隙間の重要性や、削ぎ落していくことであらわれる美しさは、ケアホルム作品と日本の美の共通点。
主張することなく、他の家具のつながりや、空間全体を成立させる存在です。
美しさとは本質的な部分のずっと奥にあるもの。というような、日本の古来からの文化の趣の深さを、PKコレクションから感じとることができるかもしれません。
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スラップモブラーそごう広島店/冨士
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