PROJECT DATA
Project Private Residence
Location Hiroshima
Floor 51F
Category Residential
Scope Interior Coordination / Furniture / Lighting / Rug / Custom Furniture / Wine Cellar
広島の街を一望する、51階の
プライベートレジデンス
人が集まる時間を、もっと楽しむ。
セカンドハウスのインテリア
毎日暮らす場所ではないからこそ、
ここに来たときに、特別な時間を過ごしたい。
そんな想いから始まった、セカンドハウスのインテリアコーディネート。気心の知れた仲間が集まって食事をしたり、お酒をゆっくり楽しんだり。日常から少し離れて、会話を楽しみながら過ごす。
そんな時間を思い浮かべながら、家具や照明、ラグ、造作家具まで、空間全体をコーディネートしました。
今回大切にしたのは、ただ かっこいい家具を置くことではありません。
この場所で、どんな時間を過ごしたいのか。
その答えから、家具を選んでいきました。
一つひとつの家具を際立たせるのではなく、
建築と眺望、そこに流れる時間までが自然につながることを大切にしています。

大きな窓の向こうに広がる景色。
この住まいでは、その眺望もインテリアの一部として考えました。
家具をたくさん置いてしまうのではなく、視線が自然と窓の外へ抜けるように、家具の高さや配置を調整。
ソファやラウンジチェア、テーブル、ラグをそれぞれ単体で考えるのではなく、ひとつの風景としてまとまりが生まれるように組み合わせています

ゆったりと寛げるソファと
座る場所を限定しすぎないラウンジチェア。
みんなで同じ場所に座るのではなく、
ソファで会話をする人、
チェアに腰掛けてお酒を飲む人、
窓辺で景色を眺める人。
それぞれが自由に過ごせる。そんな緩やかな距離感が、セカンドハウスにはよく似合います。
使い方をひとつに決めすぎないことも大切にしています。

PH Artichoke / Louis Poulsen
LISSONI SOFA / FRITZ HANSEN
PK22 / FRITZ HANSEN
Isamu Noguch Coffee Table / Vitra
TALIESIN 2 / yamagiwa
Goose Eye Icon / Kasthall
― 昼と夜、異なる表情をつくる光。

リビングの象徴となる照明には、Louis Poulsen(ルイスポールセン)のPHアーティチョークを選びました。幾重にも重なるシェードが特徴的なPHアーティチョークは、明かりを灯していない昼間も、ひとつのオブジェのような存在感を持つ照明です。
そして夜になると、その印象は大きく変わります。
シェードからこぼれる光が空間を柔らかく照らし、リビングに落ち着いた雰囲気をつくります。明るさだけを確保する照明ではなく、照明そのものが空間の景色になる。
人が集まり、お酒を楽しむセカンドハウスだからこそ、こうした光の雰囲気も大切にしました。
昼間は窓から入る自然光と家具、アート、照明が共存し、夜はPHアーティチョークの光が空間を包む。同じ部屋でも、時間によって違う表情を楽しめるインテリアです。
暮らしの場所を、緩やかにつなぐ。

木の温もりを感じるFRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)のテーブルとCarl Hansen & Søn(カール・ハンセン&サン)のチェアは、空間に柔らかさを加えてくれる存在。
リビングのレザーや金属の質感とは異なる素材を取り入れることで、空間全体に心地よいコントラストが生まれています。

料理を囲みながら話をしたり、食後にグラスを片手にゆっくり過ごしたり。ときには、ダイニングに座って景色を眺めながら、何もしない時間を過ごすことも。
「食事をするための家具」ではなく、
「人が集まり、時間を過ごすための家具」
そんな視点でダイニングをつくっています。

ANALOG / FRITZ HANSEN
CH 24 / Carl Hansen & Son
Sunburst Clock / Vitra
― 空間を分けるのではなく、
暮らしのシーンをつなげていく。
室内からテラスへ。
景色との距離をより近く。
Landi Chair / Vitra
― 好きなものを、美しく収める。
ワインセラーを備えたスペースでは、空間に合わせて
収納・ディスプレイのための造作家具を製作しました。
限られたスペースの中で収納量を確保しながら、
単なるバックヤードにならないよう、素材、照明、見え方まで含めて設計しています。

Wine sera/Briliant
お気に入りのワインを収納するだけなら、必要な容量を確保すれば十分かもしれません。
しかし、「今日はどの一本を開けようか。」そんな時間も、この場所で過ごす楽しみのひとつです。
だからこそ、ワインを単なる収納物として扱うのではなく、眺めても楽しめるコレクションとして見せることを考えました。収納でありながら、インテリアの一部になるように仕上げています。
「何を置くか」ではなく、
「そこで、どう過ごすか」から考える。

インテリアを考えるとき、まず「どんな家具を置こう?」と考える方も多いと思います。もちろん家具選びは大切です。
けれど、私たちがコーディネートするときに大切にしているのは、そのもう一歩前。
「この場所で、どんな時間を過ごしたいですか?」
ということです。
たとえば、
家族で食事を楽しみたい。
友人を招いてお酒を飲みたい。
一人でゆっくり景色を眺めたい。
夜は照明を落として落ち着いた雰囲気で過ごしたい。
同じセカンドハウスでも、過ごし方によって必要な家具も照明も変わります。大人数で集まるなら、座る場所を増やすこと。お酒を楽しむなら、グラスを置けるテーブルや照明の雰囲気。
一人の時間も大切にするなら、ソファとは別にパーソナルチェアを置く。
そして、それらがバラバラに見えないよう、素材や色、サイズ、配置をつないでいく。家具を一つずつ選ぶのではなく、そこで過ごす時間から空間全体を考える。
それが、私たちが大切にしている部屋づくりです。
セカンドハウスだからこそ、
少し特別な選択を
毎日使う家具であれば、「使いやすさ」や「収納量」など、日常生活に必要な条件を優先することも多いもの。一方で、毎日過ごすわけではないセカンドハウスでは、「ここでしか味わえない時間をつくる」という視点も大切にできます。
少し存在感のある照明を選んでみる。
座ったときの心地よさにこだわってチェアを選ぶ。
好きなものを飾るための場所をつくる。
お酒を楽しむためのスペースをつくる。
そんな自分たちらしい楽しみをインテリアに取り入れることで、訪れるたびに気分が変わる場所になっていきます。
今回のセカンドハウスも、家具・照明・ラグ・造作家具をそれぞれ別々に考えたのではなく、空間全体をひとつの暮らしとしてコーディネートしました。
景色をどう見せるか。
昼と夜で、どんな光にするか。
人が集まったとき、どこに座るのか。
お酒を飲むとき、どんな場所で過ごすのか。
お気に入りのものを、どう美しく見せるのか。
そんな一つひとつを考えていくことで、家具を置いただけではつくれない、その場所ならではの空間が生まれます。
__________
SLAP MOBLERでは、家具のご提案だけでなく、照明・ラグ・造作家具なども含め、空間全体のコーディネートをご相談いただけます。
新築やリノベーションはもちろん、セカンドハウスや別荘など、「家具を選ぶところから、空間をつくりたい」という方も、ぜひご相談ください。
お気に入りの家具とともに、そこへ訪れること自体が楽しみになるような。
そんな場所づくりをお手伝いしています。
PROJECT DATA